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日向建設

値段は正直シリーズ  断熱材編


家を新築しようと思った時、まず行くのがハウスメーカーの住宅展示場でしょう。豪華な内装・調度品に驚かされつつ、手慣れた営業トークで自社の特徴を丁寧に説明され、納得して帰ってくるのが一般的です。大きなリビングと素敵なキッチンでの一家団欒を思い描くのはとても楽しい事です。


ここで大事なのはこれからの家作りは地球環境に逆らってはいけないという事です。室内の温熱環境を保つためにエネルギーを大量に使う時代はとっくに終わり、少ないエネルギーで効率よく室温調節が出来る製品が沢山出来ています。外壁面の断熱材の性能の良し悪しは数値(熱抵抗値R)で知ることが出来ます。各材料の厚みを10センチとした時の熱抵抗値は、コンクリート0.63、石膏ボード0.45、10Kグラスウール1.2~2、セルロース・高性能グラスウール2.63、高性能発泡フェノール4.76などで、数値の大きい方が性能の良いことを表しています。


これはほんの一例ですが、私は性能を数値で表し説明する様にしています。 あなたの近くにも、きっとそうした事業者がいるはずです。


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値段は正直シリーズ  塗装編


住宅に使う素材の多くは長く使う為の加工が施されています。屋根瓦は土を高温で焼き釉が塗られており、金属板やサイディングは塗料が焼き付けられ、外壁の板は柿渋や紅殻・塗料が塗られています。外部に使うものは紫外線の影響を受けるので特に顔料の多いものが使われます。屋根が萱、壁が土または漆喰、床が畳で、襖と障子で出来ていれば素材そのものですが、全てを作る事は出来ません。室内でも手が触れる部分は勿論、紫外線や空気でも色変わりするため殆どの物にニスや浸透性の塗料、ペンキが使われています。


外壁塗装ではチラシや訪問営業で安く出来る、と説明されて契約し、5~6年で再び塗り替える現場をよく見ます。皆さんはぜひ工事の際、塗料が見積もりに記載されている物か確認してほしいと思います。


塗料と一口に言っても耐用年数を見てみても数年〜15年程度と開きがあり、18ℓ缶1万円前後から10万円近くするものまであります。施工業者は魔法使いではないので、安全性・工程・仕様材料によって工事費が決まります。『安物買いの銭失い』は避けましょう。


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値段は正直シリーズ  左官編

昔ながらの住宅の壁は殆どが土壁です。細い竹、若しくは細く割いた竹を組合せ、細く編んだ荒縄を巻き付けた下地に、土と3㎝位に切った藁を水で良く掻き混ぜた泥を塗っていました。

人目につかない場所は土壁のままの場合もあり、人の動きのある所は漆喰で仕上げたりしていました。土壁や漆喰は断熱効果・調湿効果が高いので建築的には非常に優れており、押し入れや蔵等の通気の悪い所の壁に使われます。漆喰は防水効果もあり見た目も美しいので、神社・仏閣・お城等に塗られています。

現在土壁は手間が掛かるので敬遠され、石膏を型にはめて作られたボードが下地に使われています。仕上げにビニールクロスを貼るか、調合された既製品の漆喰をぬるか、消石灰とスサ(海藻)と朔を現場で調合して発酵させた昔ながらの漆喰を塗るかで費用が変わり、空調効果にも差が出ます。珪藻土も似たような効果がありますが、塗って固まった時点が完成です。漆喰は塗って乾いてから約100年かけて反応し固まり続けます。その間家人の健康を暖かく見守り続けるのです。

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値段は正直シリーズ  材木編


建物を建築する時、木を一切使わないで作る事は殆どありません。鉄筋・鉄骨・プレハブ等の住宅でも色々な部分で木が使われています。


日本の住宅の多くは在来軸組みの方法で建てられ、家全体が木で作られています。 昔ながらの趣ある家は、土台に栗・ヒバ・檜など湿気に強い材料が、柱には欅・杉・檜など、文様の奇麗な材料が、梁には松や杉など強度と粘りのある材料が使われています。


これらは全て無垢の材料で出来ており繋ぎ方に色々な工夫が為されています。材木の値段は長ければ長いほど、太ければ太いほど、厚ければ厚いほど希少価値が高いので高くなります。更に、育った地域によっても値段が異なり。気候が厳しく成長するのに時間の掛かる様な地域で育った檜や杉・ヒバは丈夫で文様がとても美しく、日本の住宅には欠かせません。


最近は建築費を抑えるために集成材というものが出来、商品価値の薄い材木の端切れを化学ノリで固め表面に木の模様を印刷したシートを貼って代用しています。日本の住宅建築の良さがどんどん無くなっています。


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値段は正直シリーズ  基礎編



住宅の基礎を見た時、まれに「コンクリート一発仕上げ」の基礎があります。一発仕上げとは、鉄筋を組み型枠の中にコンクリートを流し込んで固まった状態のまま終わりにする基礎の事です。昔の様な木製の型枠と違い、鋼製の型枠に代わって寸法精度が上がったこともあり奇麗に仕上がっている様に見えます。


しかし表面は奇麗に見えても気泡の跡など分かりにくい穴が開いている場合が多く、本来は基礎の外側をモルタルで奇麗に仕上げるものです。


また工事期間中コンクリートが固まっていく段階で細かなヒビが入ったりすることがあります。固まった基礎の中に雨水などが染み込むと、中の鉄筋を腐らせます。鉄筋が腐ると爆裂して基礎のコンクリートを壊してしまうのです。


ですから雨水などの湿気からコンクリートの中の鉄筋を守るために基礎を防水しているのです。全体工事費を安く抑える為とはいえ、お勧めできないコストダウンの一例です。基礎から赤茶色のシミの様な色が出てきたら中の鉄筋が錆びている証拠で、月日が経つと基礎に割れが出てきます。


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