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日向建設

ブログ移転のお知らせ

おしらせ
当ブログは2021年11月より以下に移転いたしました。

https://hyuuga.co.jp/blog/

今後とも何卒宜しくお願い申し上げます。
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基礎は基本



家を構成する重要な構造物は、基礎・土台・柱・梁です。


まずは基礎。古くは地面に柱を突き刺して倒れなくする程度でしたが、石を置きその上に柱を立てるように。それから石の下を砂利で固めたり、土台を並べてその上に柱を立てたり、石の数を増やしたりして丈夫にしてきました。その後、土台の下をコンクリートにして固める布基礎となり、今は床下が鉄筋コンクリートのベタ基礎が主流です。


建物の重量や家財道具が増え家全体が重くなったので、地盤の耐力が必要となり地盤改良をすることが増えました。方法は幾つもありますが、固い層で支持する考え方が安心です。土と杭との摩擦で持たせるやり方は大きなビル工事では採用されません。住宅でも基礎は一番重要で、手抜きや欠陥・悪意があると徐々に表面化し取り返しのつかない事に。杭が支持層(岩盤)にまで届かず最終的に建て替えたマンションの事件は、大手建設会社が横浜で起こした数年前の出来事です。


家を営業マンから買う時代、一生に1度の最高額の買い物。見掛けや営業マンの甘言には注意を。






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10月末まではこちらも更新を入れていきます。

テーマ : 住まい リフォーム
ジャンル : ライフ

値段は正直シリーズ 屋根編③


家にとって一番大事で注意すべき場所は土台と屋根です。屋根の仕上げ材を何にするか(瓦・スレート・金属)は別問題で、下葺き材を何にするかですべて決まります。


仕上げ材だけでも小雨なら十分に防げますが、強い雨風になると仕上げ材の下にも雨水が侵入します。下葺き材がその雨水を受け止め、排水する構造です。屋根は、勾配と仕上げ材と下葺き材の3つの要素で成り立ちます。勾配は平らに近い物から足場を組み上げなければ施工できないほど急なものもあります。勾配は急なものほど雨水の侵入は防げ、仕上げ材は耐震面で軽い方が安心できます。


下葺き材は雨水だけでなく湿気も防ぐ性質のものが良いとです。昔ながらの薄いルーフィングから改質アスファルトルーフィング・アスファルトフェルト等と色々あり、耐用年数も10年程から60年位のものまであります。値段も数千円~数万円まで開きがあります。


見えない所ですが、良い家は見かけより性能を大事にする事ではないでしょうか。『安物買いの銭失い』を避けるため、正直に言ってくれる人を身近に置いてください。


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値段は正直シリーズ 屋根編②


屋根が古くなり雨漏れも気になりはじめ、思い切り建て替えをしようと検討をしていた所、折り込チラシにカバー工法で屋根を直した事例を見つけました。それはどんなやり方なのか疑問に思い筆者に相談がありました。


カバー工法の手順は簡単で今ある屋根材の上に新しい屋根材を上から釘の様なもので打ち付けるやり方です。止める釘を隠すやり方も有りますが、隠せない場合はコーキングで防水処理をしたりします。従来の屋根の考え方は、上葺き材で雨水は完全に取り切れないので、下葺き材の防水紙で雨水を完全に取り除いています。瓦にしても、カラーベストにしても、ガルバリウムにしても、下葺き材が雨漏れを防いでいます。カバー工法は、今ある屋根に直接上葺き材を取り付けるので、下葺き材が有りません。上葺き材だけで完全に雨水を止めるのは難しい事です。台風の時の雨風や地震などで家が揺れてコーキングにヒビや割れが入ったり、施工して年月が経つと色々不具合が出てきます。私が勧める一番いい方法は屋根替えです。仕上げ材と防水紙を取り除き、野地板を点検・補強して新たに防水紙を貼り、仕上げ材を取り付ける事です。新築の時と同じ方法で間違いが有りません。




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値段は正直シリーズ 屋根編①


家を創る時、外観のデザインをどうするかは大きな要素です。和風の家でも洋風の家でも屋根をどんな形にするかでイメージが大きく変わります。


屋根材には大きく分けて瓦・スレート・金属・樹脂などが有り、意匠と予算に合わせて選びます。屋根の工事費の内訳は垂木・野地・下葺き材・仕上げ材となります。特に仕上げが材が気になると思いますが、本当に大事なのは垂木・野地・下葺き材です。


比較的安価なカラーベストを選択した場合、垂木のサイズが小さかったり、野地板が薄かったりしてもお客様には分かりません。ましてや下葺き材がどんなもので施工されているかなど、知りようが有りません。費用を抑えるためには当然安価なものが使われています。垂木のサイズが小さく・野地板が薄く・下葺き材が安価なものでは長く持ちません。


この様な屋根に人が乗ると必ずしなります。施工したてのカラーベストは弾力が有りますので割れませんが、経年すると固くなり割れることが多くなります。素人には理由が分からない雨漏れがここにあります。

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